潰瘍性大腸炎とはどんな病気?

潰瘍性大腸炎といえばどのようなイメージがあるでしょうか。潰瘍性大腸炎を患い苦しんでいる方といえば安倍総理大臣ですね。総理を辞任した時の要因にもなったといわれていますので大変苦しい病気なのだと言えます。食べ過ぎで下痢をするだけでも辛いのに慢性的に腹痛が続くことを考えるとゾッとします。というわけで潰瘍性大腸炎について書いてみようと思います。

潰瘍性大腸炎とはどんな病気

 簡単に症状を説明すると、大腸に起きる原因不明の炎症によって腹痛や下痢、下血が起きる病気です。なぜ起こるのかは今のところわかっていません。炎症が腸の中で起きるため消化管である大腸の粘膜がボロボロになり、そのため下痢や下血が引き起こされます。潰瘍性大腸炎の病気の経過は、悪化と改善を繰り返すため長期に及びます。

 治療としては薬の内服などの内科的治療や外科的な治療を行います。外科的治療として手術を受けた人はストーマという人工肛門を作り腹部から排便をするようになる人もいます。

 潰瘍性大腸炎は難病指定もされており、日本には16万人くらいの患者さんがいるといわれています。また潰瘍性大腸炎はがん化するリスクが高い病気ともいわれています。

詳しくは「メルクマニュアル潰瘍性大腸炎http://merckmanual.jp/mmpej/sec02/ch018/ch018c.html

驚くべき治療法が考案されている!?

 潰瘍性大腸炎には普通の人では思い浮かびもしない治療方法の研究がされています。その名も「便微生物移植」といいます。この名の通り便の中に含まれている微生物を移植します。ええ、もちろん、自分の便の微生物ではなく他人のものですとも。うんこから抽出したものを移植するわけです。最初にやろうと思った研究者の探求心というのは恐るべきものです。

 便の最近の移植でなぜ改善するのでしょうか。それは腸内フローラと呼ばれている腸内の細菌のバランスが潰瘍性大腸炎の要因としてあるのではないかと考えられているからだと思います。腸の中には数兆個の細菌が働いています。それを他人の便の細菌を入れることで腸内細菌のバランスを整えようということなのでしょう。人間の体の神秘ですね。

 なおまだこの治療法は研究段階なので病院でこの治療を受けることはできないはずです。臨床に向けてこうした研究をしている方の努力というのは感謝しなければいけないと感じるものです。

他人の目からは見えない潰瘍性大腸炎

 大腸の病気であるため見た目では潰瘍性大腸炎の人はわかりません。私の友人にクローン病の方がいましたが、腹痛と下痢に常に悩んでおり非常に苦労をされていました。また病気の直接的な症状だけでなく、潰瘍性大腸炎が要因となり人工肛門を増設した人も同じく外見からはわかりません。また無理をして平静を装っている気丈な人もいます。

人と接するときには外見からは病気に苦しんでいることがわからない人もいるということを忘れないようにしていきたいですね。

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