電通などの過重労働と清水富美加さんの出家に思う最後に逃げ込む場所について

 最近、清水富美加さんという女優が仕事を問題として女優業の引退と宗教団体への出家をしたと報じられていました。他方では仕事を苦にして自ら命を絶ってしまうという労働問題も取り上げられています。そうした物を見て考えたことを書いていきたいと思います。

1.結論から言うと日本には最後の逃げ場となる場所がなかなかない

 電通の激務で自殺してしまった子、新人看護師の自殺など若く社会経験が浅い人の自殺が社会問題となっている。どうしてこのような若者の自殺が社会問題になるんだろうか。労働時間の問題もあると思うが私はそれ以外の問題があると思う。

 大抵の企業には精神面の相談窓口や何らかの仕事やストレスに対して相談する窓口はあると思う。あくまで判断能力がまだある人にはそれで十分だと思う。しかし判断能力がなくなった時にはもうこれでは機能しない。
 
本当にダメだと思ったときに駆け込む最後の砦が必要があるかどうかが重要なのではないだろうか

心身の限界は一律マッチョな人に合わせる

 激務過ぎてメンタル的にヤバいと思って上司に相談したら「もう少し頑張れ」と言われた友人がいる。信じがたいことだがこんなことが本当に起こる。ある人にはできても他の人には難しいということがある。ちょっと限界のラインが低い子が根を上げても他の子がギリギリこなしていると根を上げた子を無理やり頑張らせるのだ。頑張れないから相談したら頑張れと言われたというなんとも本末転倒なマッチョう思想がはびこっている。

※医療業界でもこんなもん

 清水富美加さんの出家とは仕事の重圧から逃れるための最後の砦であった可能性も否定できないのではないでしょうか。会社側とのの面談が認識面の共有が足りなかったから、宗教のほうに助けを求めてしまったのではないかとも考えられます。少なくとも宗教側は彼女の精神や身体面を心配して表面上は彼女に対して真摯な対応しているようには見えます。

どうして自殺までいきついてしまうのか

 若者の自殺者とはどれくらいいるのだろうか。H26年には1年間で1.196人の20代が自殺している(※)。多いのか少ないのか比較はできないのでわからないが、これほどの人が自ら命を絶っている。

 自殺までいきついてしまう原因として、電通や看護師の自殺というのはSOSを受け入れてくれるところが会社という組織になかったり、社会の中にSOSを出せるところがないということが原因として大きいと思う。おそらく電通の子も看護師の子もSOSを何処かに、誰かに出してはいたと思うけれどそれを親身になって聞いてくれるところがきっとなかったのではないだろうか。
 
 仕事をしていてヤバくなったら、辞めるだけでなく休職をする、ちょっと有休を使いリラックスする時間を作るなど様々な方法で一度仕事から離れることができる。しかし追い詰められてしまった当人はそんなことは考えることはできなくなる。こうしたことを助言してあげて、実行させてあげることができる人が周りにいればおそらく自殺まで行きつくことはそうそうないと思う。助言するだけではなくしっかりと実行させることが大切ではないでだろうか。
 
 そのため本当の意味でその人のために逃げ込むことができる場所が自殺を予防するためには必要になる。自殺予防の最後のセーフティーネットが不足しているのではと私は思う。

 私はあまり宗教は好きではないし、清水富美加さんの出家というやり方もあまり好きではないが、最後の逃げ場として宗教団体があった可能性もある。

※平成26年中における自殺の状況

最後に

 残業時間を60時間に制限することが自殺者を減らすための方策とするのではなく、最後に逃げ込める場所を作ることがもっと大切になるのではないだろうか。
 職場も労働問題を抱えている人に対してもっと親身に真摯に受け答えることを徹底する必要があるのではないだろうか。そのことを忘れてしまっているから社会人を始めたばかりの若い人が自ら命を絶ってしまうのだと思う。追い詰められた時の最後の心のよりどころというものが日本には必要なのではないかと思う。あくまで私一個人の考えですのであしからず。

2月16日追記
 と思った所、清水富美加さん出家本を出版するとか行ってるじゃないですかあ。用意周到だったとなると事務所は図られた可能性も否定できませんね!?

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