家族がインフルエンザになったら家族間で感染が拡大していくリスクがありますね。家族間でインフルエンザが広がるリスクを減らすための方法をまとめました。
1.インフルエンザの感染経路を知る。彼を知り己を知れば百戦して殆うからず
インフルエンザの感染するルートがわかれば予防をしやすくなります。インフルエンザは飛沫感染と接触感染によって感染が拡大する病気です。まずそこを抑えることが感染予防の第一歩です。
※接触感染と飛沫感染に関しては下記を参照ください。
インフルエンザや風邪の予防に大切なこと
家庭内でのインフルエンザへの感染予防もこの接触感染と飛沫感染に気を付けることが感染予防につながります。
2.家庭内でのインフルエンザの予防のために大切なこと
基本的に接触感染と飛沫感染のリスクを下げるために何をするのかを考えます。この2つの感染経路をどうにかして防ぐことで家庭内での感染を予防します。
・マスクを付けしっかり手洗いをする
マスクを付けることにより飛沫感染がおこるリスクを低くします。ご家族の方だけでなく患者さんにもマスクをしてもらうことで家族間での感染をさせないように気を付けます。そして手洗いをすることも同じように感染の予防として大切です。
接触感染と飛沫感染に気を付けるための手段として手洗いマスクをしっかりと行いましょう。
・マスクやティッシュは感染源になる
患者さんのマスクやティッシュにはビニール袋に捨て縛り触れないようにする。また患者さんと接したときにつけていたマスクも同様の扱いとする。
マスクにはインフルエンザのウイルスが付着している可能性があります。ウイルスの付着したマスクやティッシュを触ることにより接触感染をするリスクが考えられます。
・感染している人は専用のタオルを使う
咳を手で受け、手洗いが不十分なままタオルを触るとタオルを介して感染する可能性があります。そのためタオルを分けると感染リスクを下げることにつながります。
・インフルエンザウイルスにはアルコール消毒が有効
インフルエンザウイルスはアルコールが効きます。そのためアルコールでの手指消毒が有効です。また消毒用アルコールでドアノブなどの患者さんがが触るところを消毒することも接触感染を防ぐための役に立ちます。
・感染している人に接する人は限定する
みんな感染してしまったら万事休すです。感染するリスクのある人を最小限にするのも重要なポイントです。
3.まとめ
ご家族の方がインフルエンザに感染するとそれだけで非常に大変です。その中でも感染をしないようにすることが大切です。家族が全員感染してしまっては元も子もありません。
そうした中で予防としてできることは患者さんが触ったものは接触感染のリスクがあるということ、くしゃみや咳からでる飛沫から飛沫感染するリスクがあることを考えることです。それを考えながら患者さんを介抱すを工夫していくことで感染するリスクを減らすことができます。