中学生棋士の藤井聡太四段っていったいどんな人なの?

「3月のライオン」や「聖の青春」で将棋がちょっと注目を浴びていますね。そんな中でニュースとなったのが藤井聡太四段の最年少デビューとデビューからの連勝記録記録ですね。藤井聡太四段とはどんな方なのでしょうか。

1.私生活はどんな感じなのでしょうか

 愛知県在住で学校は名古屋大学教育学部附属中学校に在学しているそうなので将棋だけでなく頭もいいようですね!そうなんです、2017年現在でまた中学生です。そう言えば3月のライオンの桐山零も中学生デビューって設定でしたね。
 将棋を始めたのは5歳頃のようで相手は祖母だったようです。祖母ってところが面白いですね。ご両親は将棋をしなかったそうです。父親や兄弟、友達というのが良くあるのですが祖母というのは始めてみました。将棋初心者の頃にはスタディ将棋というのも使っていたそうですね。

 普段は将棋漬けの毎日を送っておりテレビはあまりみないとのことでした。テレビ番組の取材ではあまりテレビは見ないので極楽とんぼの加藤のことは知らないとのことでした(笑)

2.棋士として

①プロ棋士になる前のエピソード
・小学4年生の頃にプロ棋士の登竜門である奨励会に入る。プロ一歩手前の奨励会三段リーグ戦に上り詰めた時はまだ13歳だった。29人いて2人しか昇級出来ない厳しいリーグで、13勝5敗とトップの成績でたったの1期で4段への昇級を決める。ちなみに12勝6敗が5人いる厳しさです。その内4人は昇級できません。
・師匠は杉本昌隆七段で奨励会に入ったときに平手(ハンデ無し)で師匠と対局して一勝一敗で負けたことに落ち込んでいた。

②至上6人目の中学生プロ棋士となる
 中学二年生の14歳2ヶ月という史上最年少でのプロ棋士となった。これは加藤一二三九段の14歳7ヶ月でデビューという最年少記録を5ヶ月更新したこととなります。(ちなみに加藤1239段ではないですよ!?)
 これまでの中学生でデビューした棋士は「加藤一二三・谷川浩司・羽生善治・渡辺明」の5名でそうそうたるメンツですね。それぞれその年代の中心となる棋士と言って間違いないでしょう。そして渡部明二冠以外は全員名人になっています。

③最年少棋士と最年長棋士の対局となったデビュー戦
デビュー戦は2016年12月に行われました。14歳の藤井四段と加藤一二三九段(76歳)の対局となった。なんとその年の差62歳。おじいちゃんと孫といっていい年齢差がありました。。最年少と最年長の対極で、しかも中学生でプロ棋士となった2人で現史上最年少棋士と元史上最年少棋士が対決するという熱い展開でした。

 そして最年長と最年少の対局は110手の末に藤井聡太四段の勝利となり、それは公式戦最年少勝利ともなった。神の導きなのか色々と偶然が重なった面白い状況の対極は幕を閉じました。

④その後の対局

 その後も破竹の連勝を続けていきました。以前の新人の連勝記録は10連勝だったが、5月2日時点で連勝を15まで伸ばしている。現在も記録を大幅に更新しておりどこまで伸ばすのか今後の対局も注目されている。
・非公式戦
Abema TV 炎の七番勝負では6勝1敗という好成績を収めました。今勢いのある棋士が集められて対局となったのですがこの戦績です。そして羽生三冠にも勝利し羽生3冠との対局後に「すごい人が現れたな」と言わしめました。

3.最後に

 谷川九段の衰え始めB1になり、森内九段もついにA級降格しフリークラスに転籍するなどの世代交代が進んできている将棋界ですが凄い若手が表れたものです。将棋界で藤井と言えば藤井システムで時代を切り開いた元竜王の藤井猛さんだったんですが、これからは新星の藤井聡太さんになるかもしれませんね。今後の活躍に期待です。

ちなみになのですがプロ棋士全体での連勝記録は神谷広志八段の28連勝です。1987年にこの記録が樹立され30年あまりが経とうとしていますがまだ破られていません。
 藤井聡太四段は5月4日の対局で勝利し連勝記録を16と伸ばしたものの、記録を更新するためにはなんとあと13連勝もしなくてはならないのです!あの羽生さんでも22連勝で歴代3位です。単純な連勝記録を塗り替えるのは容易とはいえませんね。

・5月12日追記
67期王将戦1次予選で西川和宏六段に勝利して連勝記録を17に伸ばしたようです。どこまで連勝記録を伸ばしていくのか楽しみですね。次の対局に勝利したら18連勝となり、連勝記録が歴代7位タイとなります。
ちなみに過去の18連勝経験者は
羽生善治 (1987~88)
中田宏樹 (1991)
丸山忠久 (1999)
羽生善治 (2005)
永瀬拓矢 (2010~11)
というなかなか凄いメンツですね。次の対局も頑張ってもらいたいです!

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