【小ネタ】祝日っていったい何を祝っているの!?【雑学】

 国民の祝日ってただなんとなく休みとしてあるのではなく実はちゃんと祝う対象が定められているお休みなんです。しかもその祝う対象は法律に定められているんです!

1.祝日って一体なんぞや

①祝日は法律によって定められている
 祝日は「国民の祝日に関する法律」という法律によって定められています。この法律に則り休みの日付やその目的を明確にしているのです。祝日の日取りや新しく祝日が加えられる際には改正されています。最近だとH28年の8月から新しく出来た「山の日」が加えられたきに改正されています。

②祝日の日数

 2017年では祝日は全部で16日あります。とは言っても16日休みが増えているわけではないです。日曜日とかぶったときには振替休日になるのですが土曜とかぶった場合に何もないのが現在の法律です。

 また祝日の日数は法律の改正に伴って増減します。前述しましたが8月に山の日が新設されましたし、天皇の譲位・即位の関係で天皇誕生日が変更になることで日数が変わるかもしれません。

2.祝日は何によって定められているのか

①祝日は誰が何を祝うのか
 祝日はただ意味もなく休みなのではないんです。私も含めて大抵の人は意味もなく休みが増えたと喜んでいるのだと思いますが……。
一体誰が何を祝うのかというと「国民の祝日に関する法律」の第一条にはこう定められています。

第一条  自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。

祝日は国民こぞって祝い感謝しもしくは記念する日だったのです!ちゃんとこぞって祝わなくちゃ法律違反なんですよ!?

②祝日の日取りとその祝う対象とは
 国民の祝日に関する法律」の第二条によって祝日の日取り及び祝う対象が定められています。

祝日 日にち 祝日の目的
元日 1月1日 年のはじめを祝う。
成人の日 1月の第2月曜日 おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。
建国記念の日 政令で定める日
(2月11日)
建国をしのび、国を愛する心を養う。
春分の日 春分日 自然をたたえ、生物をいつくしむ。
昭和の日 4月29日 激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
憲法記念日 5月3日 日本国憲法 の施行を記念し、国の成長を期する。
みどりの日 5月4日 自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
こどもの日 5月5日 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
海の日 7月の第3月曜日 海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。
山の日 8月11日 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。
敬老の日 9月の第3月曜日 多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。
秋分の日 秋分日 祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。
体育の日 10月の第2月曜日 スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。
文化の日 11月3日 自由と平和を愛し、文化をすすめる。
勤労感謝の日 11月23日 勤労を、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。
天皇誕生日 12月23日 天皇の誕生日を祝う。

③意外な祝日の祝う対象
・こどもの日
 感謝するのは母親限定らしいです!?父親には感謝しないんかーい。実質母の日も兼ねてるような気がします。もし法律が改正されることがあったら両親に感謝する日とかになりそうですね!?

・勤労感謝の日
 勤労者に感謝するんじゃないんですね!労働自体を尊びまた国民が互いに感謝する避難ですね。働くこと自体を尊びそのことを皆で感謝しようという志の高い祝日ですね。

3.建国記念の日の謎

①何故か具体的な日程が示されていない建国記念の日
 なぜ建国記念の日が日程をしていないのかは申し訳ないのですがちょっとわかりませんでした。しかし何らかの理由によって政令で定めなければならなかった理由があるのだと思われます。

②一体いつが日本の建国なのか
 日本の建国って一体いつなのでしょうか?そんな疑問にぶつかるのが建国記念の日です。戦後で区切るのか、明治で区切るのか、はたまたもっと昔なのか。日本がいつ建国されたのかってよくわからないですよね?私もよくわかりません。となるとこの建国記念の日って何を持って決まったのでしょうか?

 実は建国記念の日である2月11日は「紀元節」と言うものに由来しているそうです。紀元節とは

紀元節(きげんせつ)は、古事記や日本書紀で日本の初代天皇とされる神武天皇の即位日をもって定めた祝日。日付は2月11日。1873年(明治6年)に定められ、1948年(昭和23年)に占領軍 (GHQ)の意向で廃止された。かつての祝祭日の中の四大節の一つ[1]。
引用:wikipedia「建国記念の日」

という日だそうです。この紀元節を日本の建国の日として考えたのが建国記念の日である2月11日なのです。日本の建国記念の日はちょっとしたファンタジーみたいなものですね。

 日本の国家の成り立ちを考えると天皇は外すことは出来ないですね。とは言っても歴史的に見て正しいかどうかと言うのを突っ込むところでもないのだと思います。

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