私と頸椎椎間板ヘルニア(1)痛みと症状

頸椎椎間板ヘルニアってご存知ですか?いわゆるヘルニアです。腰にできたり首にできたりして痛いやつです。頸椎椎間板は首のヘルニアになります。私は約1か月前に受傷したのでその記録を書いていきたいと思います。

1.椎間板ヘルニアとは何故痛いのか

 背骨の中には全身の運動や感覚をつかさどるぶっとい神経が走っています。ぶっとい神経からは神経根という末梢に向けて命令を出すための枝が出ています。椎間板ヘルニアはそのメインの神経や枝を椎間板というものが圧迫してしまうことで起こります。
 
 首の骨の間にも膝の軟骨のように背骨にもクッションになる軟骨があり、それを椎間板といいます。通常では神経には触れないのですが、加齢や外圧などで変形して神経を圧迫するようになったのが椎間板ヘルニアです。

 背骨の間にある椎間板が飛び出し、神経を刺激することや周囲の炎症が起こるため椎間板ヘルニアはすごく痛むのです。神経は身体の背中側にあるので首を後ろに倒すのがよくないのは骨が椎間板を圧迫してしまうためです。

神経根という枝の部分を圧迫している場合には、その神経が支配している側に症状が出ます。腕や背中の片側だけ痛いという場合には神経根を椎間板ヘルニアが圧迫している可能性があります。

2.私が感じた椎間板ヘルニアの初期症状

私が最初に感じたのは首から腕の左側だけに起こる痛みでした。どのような痛みかというと

・「ピリピリ」する電気が流れたような痛み
・「チクチク」する針で刺されたような痛み
・腕のだるさ

といった痛みに襲われました。

 それは筋肉痛のような痛みとは違うタイプの痛みでした。これは一般的に言われる「神経根症状」のに合致していました。また痛むだけではなくしびれたような感じや、首の後ろから背中にかけての筋肉が張るような不快感もありました。しかし最初は強烈な痛みではなく違和感があるという状態であったため様子を見てしまいました。様子見は症状を悪くしてから受診する原因になり大失敗でした。
 その後、動けなくなるほどの痛みに襲われるのですが、前兆が腕のだるさやチクチクする痛みだったようです。

2.まとめ

 最初は痛みではなく「何かおかしいな」と思う程度の不快感やだるさから始まったため、おかしいなと思ったのですがそのまま半月程放置してしまいました。半月が過ぎた明け方頃、虫歯を削った時のような強烈な痛みが首から背中にかけて襲ってきました。起き上がることを不可能にする烈々たる無慈悲な痛みでした。全精力を振り絞ってバーベルを上げるような気合で寝返りをして姿勢を変えるのがせいぜいでした。また痛みだけでなく左腕にはしびれもありました。痛みは1時間ほどすると少し引いてきたので職場に連絡し、そのまま病院へ向かうこととなりました。

つづく

普段と違うなと思ったときは早めに思い切って受診しましょう。

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